スペインの旅その4
グラナダに着いた時は、もう日が暮れかかっていました。
グラナダの歴史を少し。。。 (ヨーロッパ旅行記より)
「グラナダ、アラビア語で「ざくろ」を意味するこの町は、711年にアフリカ大陸から渡ってきたイスラム教徒に占領されてしまいましたが、グラナダはイスラム教徒の元で繁栄します。
しかし、イベリア半島の大部分を征服したイスラム教徒に対してキリスト教徒は、レコンキスタ(国土回復運動)と呼ばれる反撃を開始します。
キリスト教徒とイスラム教徒の戦いは800年に渡って繰り広げられました。勢いにのるキリスト教徒の前にイスラム教徒は徐々に領土を失っていき、イベリア半島における彼らの最後の拠点がグラナダ王国でした。
1492年、イサベル女王とフェルナンド王が率いるキリスト教徒の軍勢はアルハンブラ宮殿を降伏開城させ、レコンキスタが完了します。この功績によって二人はローマ教皇からカトリック両王の称号を与えられました。」
イサベル女王とフェルナンド王が眠るグラナダ大聖堂へ最初に出向きました。
<グラナダの大聖堂>
5つの大きな身廊からなっていて、本当に大きな聖堂です。
アルハンブラ宮殿の中にあるパラドール(国営ホテル)に荷物を降ろし軽い夕食をとりました。
ホテルのフロントでお勧めのタブラオを紹介して貰い、この夜は、洞窟フラメンコショーを見に出かけました。
その場所は昔からジプシーが定住していることで知られるアルバイシン地区のサクロモンテの丘で、 かつて彼らが住んでいた横穴式住居のような洞穴が沢山残っています。これらの中には今でも住居として使われているものもあります。
フラメンコの唱や踊りは心の奥底から溢れ、魂の叫びだ
つま先やかかとで床を踏み鳴らしリズムをとり、
心のままに しなやかな指が情熱を描く!
フラメンコ。なぜこんなにも人を惹きつけるのか...。
遠く離れたかの地から
様々な人間たちが この正体を
つきとめるためにやってくる。唄い続けることが
弾き続けることが
踊り続けることが
聴き続けることが
感じ続けることが
未だ名づけることのできないエネルギーを与えてくれる。
力強いフラメンコのリズムに合わせて高く低くパルマ(手拍子)が響く
ジャストなタイミングで「オーレ」や「ビエン」のハレオ(掛け声)が入る。
私の魂の鼓動はそれに共鳴するように熱く波打つ
歌、踊り、ギター、そして皆がひとつになりグラナダの夜は更けていく・・・
by osamponeko
| 2008-05-02 00:00
| 月末連載